クローズアップ

「珠数」についてどれだけ知っていますか?京念珠ぜにやさんに聞いた珠数のおはなし

みなさんは珠数や念珠と聞いて、どんなことを思い浮かべますか?
多くの方はお葬式の時に使う法具としての珠数を思い浮かべると思いますが、
普段の生活の中で、深く考える機会は少ないですね。

よく聞く話として、「珠数の紐が切れると縁起が悪い」というものがありますが、果たしてそうでしょうか。
もしまだ使えるのであれば、愛着をもって長く使ってきたものをそのまま処分してしまうのはMOTTAINAIですね。
縁あって自分のものとなった物は、長くお付き合いしたいものです。

今回は京都で珠数の製造・販売を行う「京念珠ぜにや」さんに、珠数についてお聞きした様々なお話しをお届けします。
お話を伺ったのは、代表の北山彰良さん。「京念珠ぜにや」さんは、MOTTAINAIキャンペーンに賛同し、
珠数の修理サービスを通じてMOTTAINAIの精神を広げていらっしゃいます。

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珠数はお経を唱えながら数をとっていくもので、珠の数は108が基本ですが、
念珠は念仏を唱えて合唱礼拝をするものです(数はとらない)。
製造は京都が本場で、全国の約9割が製造されています。

ぜにやという屋号で、なぜ珠数屋さん?って思いますよね。その由来は古く遡り、
母体となっている香老舗「薫玉堂」が今から約400年前、安土桃山時代の文禄3年に創業し、
そこから19代目となった江戸時代の末期に西本願寺前で両替商を営んでいた時についた屋号とのこと。

西本願寺前と祇園店の2店舗を構え、いずれも京町屋の雰囲気が漂うモダンな空間です。
そしてどちらの店舗でも、店頭で職人さんが珠数を作る姿を間近で見ることができます。

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とても繊細な作業をしている職人さんですが、質問をすると、行っている作業のことや、
素材のお話をとても丁寧にお話いただけます。私がたまたま手に取った珠数は、素材が「木」のもので、
寒い時期は「石」で出来たものよりも「木」の方が温かく感じるので、人気があるのだそうです。

そんな珠数の素材について北山さんにお伺いしたところ、珠数の材料となる珠数玉は、材料の公用語で、
穴の開いた玉を表す「ビ―ズ」と言われるとのこと。なんだか急に身近になったような気がしますね。
その歴史は古く、宗教的な意味を形で表すものとして使われてきたこともあったようです。
素材は石や木だけでなく、骨や貝のようなものまで。ぜにやさんの店頭にも様々な素材の珠数や
ブレスレットが並んでいます。

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日本は樹木が豊富なので、木の材料はたくさんありますが、石に関しては海外の方が鉱石の採掘量が
豊富で、その加工を請け負う業者さんの数も格段に違うことから、必要な素材を海外のサプライヤーへ
オファーをしているそうです。

仏教伝来と共に法具として伝わった珠数も、昔々はお坊さんやお茶人のような身分の方が持つ物で、
一般の人は持っていなかったようです。その当時は、木やどんぐりなどの木の実を拾って自分で作ったり、
大工さんに作ってもらったりしていて、珠数屋さんという存在が出来たのは明治以降。
その後しっかりとした物ができるようになったのは戦後とのことですから、割と最近のことなんですね。

様々な素材が使われて、職人さんが一つ一つ手作りで仕上げていく珠数。
縁有って手にしたものですから大切に使い繋げたいものですね。そんな想いから、
ぜにやさんが取り組んでいる「MOTTAINAI」の活動について。次回はお届けしていきます。

■京念珠ぜにやのホームページはコチラ

*関連読みもの*
縁あって手に入れた「珠数」は修理して長く使い繋ぐことが出来る。京念珠ぜにやさんのMOTTTAINAI活動について
普段の生活の中の「珠数」について。京念珠ぜにやさんにアドバイスいただきました



*ご協力いただいたのは*

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