ワクワク未来ニュース

食べ物は絶対に無駄にしない!イギリス発、廃棄された食料でつくった料理を提供するレストラン「Bristol Skipchen」

ふと気づくと賞味期限が切れてしまっていたり、必要以上につくりすぎてしまったり。
ついつい食べ物を無駄にしてしまった経験はありませんか?


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今回紹介するのは、そんな食料廃棄にスポットを当てた取り組み「Bristol Skipchen」です。


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「Bristol Skipchen」はイギリス南西部の都市ブリストルにある、一軒のレストラン。
なんと、こちらのレストランは廃棄された食料を使って料理を提供しているんです!

毎年、世界の食料生産量の約40%にあたる130億トンもの食料が無駄にされている今日。
イギリスでは、1500万トンの食料が食べられる状態にもかかわらず捨てられています。

その原因は「イギリスの厳しい食品安全法にある」と考えた彼らは、
この法律の改訂と人々の食べ物に対する認識を変えることを目指して、
The Real Junk Food Project」というプロジェクトをスタートさせました。
こちらのレストランは、その団体の取り組みの一環として行われているもの。

Bristol Skipchenのメニューは、エビのサラダやロブスター、ソーセージやトマトをのせたトースト、
フルーツのスムージーなど多くの種類があり、どれも日替わりで提供されています。

それもそのはず。
材料は、スーパーのゴミ箱に廃棄されていたものや
地元の食品店から譲り受けたものから調達しているため、
「その日に何が"収穫"できるか」次第でメニューが決まるのです。


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こちらは海老のサラダです。


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こちらは、名付けて「Skipchen特製!スーパー地中海チキンサラダ」


"材料費0円"レストランのため、料理に値段はついておらず、お客さんが払いたいだけ払う仕組み。
10ポンド(約1800円)払う人もいれば、0ポンドの人も。
それもすべて許されるのがBristol Skipchenなのです。

「でも、ちょっと待って。これって違法じゃないの?衛生面、安全面は大丈夫なの・・・?」
と感じる方も多いでしょう。
そうなんです、この取り組みにはかなりの懸念事項があります。

実際、The Real Junk Food Project代表のSam Joseph(以下、サムさん)はそこに注意を向け、
こんなコメントを残しています。


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食品の安全・衛生面には、かなり気を配っています。
食べ物を手に入れたらすぐに冷蔵庫に入れて保管していますし、
腐ったものは使用していません。

また、スーパーのゴミ箱から食料をとるということは、
合法的なことではないのはわかっていますが、
食べられるものを捨てるということの方がずっと罪なことなんじゃないかと思うんです。

一番伝えたいのは「食べ物を無駄にしないでほしい」ということ。

このお店、筆者がいま留学で滞在している寮の近くにあったので、
実際に行ってサムさんにお話を聞いてきました。


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Bristol Skipchenは、ブリストルの中心地から徒歩10分程度の場所にあります。


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筆者が実際に食べた料理。
ソーセージのサンドウィッチ、サラダ、コールスローでした。
ベジタリアンかどうか、パンはいるか、など様々な要望に応えてくれます。
お味は普通のレストランで出されるものと同じクオリティでした。


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上の写真は、きゅうりやレタスやりんごがならぶ店頭の様子。
こちらの材料の持ち帰りもOK。
食事はせず、材料だけ持って帰る人もいました。

そもそも、なぜ食料廃棄物に目をつけたのでしょうか?

スーパーのゴミ箱に捨てられている食べ物を見て、
「まだ十分食べられるものが捨てられているのっておかしくない?」
ということを訴えかけたかったんです。

メディアで発信したおかげか、次第に人々が食材を寄付してくれるようになりました。
今では、スーパーのゴミ箱から集める食材もありますが、
ほとんどは地元のレストランや食品店から食べ物を寄付してもらっています。

このように地元のお店も巻き込んだ活動になっているという、Bristol Skipchen。
たしかに、お客さんも大勢いて、学生さんから学校の先生をしている人まで幅広い客層でした。

そんなお客さんから"払いたいだけ払う"システムで集めたお金は運営費にあてたり、
より広い場所を借りるために貯蓄しているのだとか。

今は「Crofters Rights」というパブのオーナーに無償で場所を貸してもらっていますが、
もっと広いお店で営業したいと思っています。

また、パブを借りているということもあり、今は日中のみしか営業できていません。
だから夜間営業の実現が、次にぼくらが目指している目標なんです。

夜にお店を開くことができれば、
スーパーに捨てられていたその日が消費期限のものをとってきて、
すぐ調理して提供できます。

そうすることで、
「なんで法律上で○月△日の23:59まではOKで
次の日の0:00になった瞬間に違法になるの?これって変じゃない?」
という疑問を伝えたいんです。

最後に、サムさんから日本の読者のみなさんへメッセージをいただきました。

このレストランの仕組みはどの国でも応用できると思います。
だから、ぜひ日本のみなさんにもトライしてみてほしいですね。

ただ、日本は貧困層の人口があまり多くないと思うので、
違った角度からのアプローチもできるかもしれません。
とにかく、一番伝えたいことは、食料を無駄にしないでほしい。
これですね。


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日本でも、年間1800万トンの食料が廃棄されています。(出典:政府広報オンライン

飲食店などで働いたことのある方は、
まだまだ食べられるものを大量にゴミ袋に入れることに、
罪悪感を抱いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

食料廃棄の悪循環を止めるためにも、
まずわたしたち一人一人が食べ物の大切さを再認識し、
問題意識を持つことから始めてみませんか?

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