ワクワク未来ニュース

屋上で実現するエコな暮らし。スイス発、魚と野菜を同時に育てるドーム型農場「THE GLOBE」

みなさんは、「ジオデジックドーム」という言葉を聞いたことがありますか?
とても効率のよい建築方法で、五角形や六角形の面を組み合わせて球体に近い
フォルムを再現するものです。

例えば、サッカーボールを想像してもらうとわかりやすいのですが、あれは
まさに五角形と六角形の組み合わせで成り立っていますよね?
乱暴に要約すると「ジオデジックドームとは、サッカーボールを半分に切った
ようにつくった建物やテント」というイメージ。強風や地震に強く、空調効率
もよく、少ない材料でより多くのスペースをつくれる建築方法です。

wkwk201701_Globe_1.jpg

今回ご紹介するのは、まさに「ジオデジックドーム型農場!」と言いたくなる
未来的な菜園「Globe/Hedron」。
スイスの企業「UrbanFarmers」が、同じくスイスの「Conceptual Devices」という
団体をデザインに迎えてつくりました。

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ドーム型の形はもちろん印象的なのですが、特に注目してもらいたいのが、
これひとつで野菜と魚を同時に栽培できる点。循環農法「アクアポニックス」
を採用しています。

ドームの中は、真ん中に魚の水槽が、それを囲むように野菜が6段に重なって
育つ仕組み。魚が汚した水を植物が栄養として吸収し成長、それが浄化されて
また水槽へ、というとってもエコな循環が再現されているんです。

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写真は、内部のイラスト。赤い矢印が循環を示しています。

野菜は、トマト、ピーマン、ブロッコリー、レタスなど様々なものが栽培でき、
魚はマスやサケ、ティラピア(白身魚)などの淡水魚を想定しています。
これで、年間400kgの野菜と100kgの魚を収穫できるそうです。
これってどれくらいの量なのでしょうか。

色々調べてみると、日本人の野菜消費量は年々減っていて、2011年の時点
ではひとり当たり年間91kg。魚に関しては世界6位の消費量で、ひとり年間
56kgを食べているそう。とすると、このドーム型農場ひとつで4人家族は
十分に養える計算です。

ちょっと魚は足りないかもしれませんが、野菜はむしろ近所におすそわけ
できちゃうほど収穫できそうですね。そして、4年間は安定して使える耐久性
もあるのだとか。

wkwk201701_Globe_4.jpg

フレームには竹が採用されているそうです。

もしかしたら、こうしたドーム型農場が家庭にひとつ置かれる時代がいつか
やってくるのかも。週に1回、自宅の屋上農園でちょっとした生態系を観察して、
さらには収穫もして食べる、そんなシーンが当たり前になったら、より多くの
人が地球にやさしくなれそうです。

みなさんの家、もしくは周りに使われていない屋上スペースはありませんか?
ちょっとしたアイデアで、その場所が菜園に早変わりするかもしれませんよ。

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