ケニア山麓でグリーンベルト運動(GBM)がMOTTAINAIキャンペーン参加企業の支援で進めている植樹・育樹活動「MOTTAINAIグリーンプロジェクト」は今年14年目を迎え、これまで約393万本の木々が成長しています。
今年は5月から6月にかけて植樹活動を行う予定でしたが、例年大雨期にあたる3月から4月にかけて、植樹に必要な十分な降雨がなかったため、GBMは10月から12月の小雨期に改めて植樹することを計画しています。
ケニアをはじめ、「アフリカの角」と呼ばれるアフリカ東部一帯では、もう1年前から、十分な降雨がなく、降水量は過去平均の60%に満たない状況で、農作物への影響も心配されています。このため、自然の「給水塔」(Water Tower)と呼ばれるケニア山の生態系システムを支えるGBMの植樹活動の重要性はますます高まっています。
この間GBMはガティウルの森で、木材と木炭の生産のため樹木が伐採され荒廃地となっていたカプンダ地区を調査し、再生が可能と判断。植樹のための地図を作成し、地元の13のグループに苗木の生育と管理の方法を学んでもらいました。
さらにGBMの現地担当者は、地域コミュニティが気候変動の影響に適応できるよう、雨水の採取やデンプン質の取れるクズウコンの栽培など、生計手段や食料を確保できるよう知識やスキルの上達を図るためのトレーニングを実施しました。
期間中には、隣国ウガンダのセント・ローレンス大学の学生、グレースさんとアサさんが植樹予定地を見学のため訪れました。2人はコーヒー工場を訪れ、支配人から時持続可能な環境管理がいかに大切であるかを学びました。
上の写真は、2020年に2万本の苗木を植えたニエリ郡のホンベの森で、「毎日新聞 創刊150年記念」のボードを持つGBMのメンバーとボランティアたちです。前列中央の男性がGBM事務局長のシャドラック・ムテンベイさん(Mr. Shadrack Mutembei)です。メンバーたちはこの後、植樹地域で育樹のための除草活動を行いました。
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