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【毎日新聞掲載記事】MOTTAINAIもっと:那須水害翌年、ブルーベリー奇跡の10芽

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[大粒のブルーベリーを指さす室井さん=本人提供]

流された夢、再燃

牧草地や温泉リゾートが広がる那須高原。生乳の出荷は本州一を誇るが、酪農家の経営環境は厳しく、
耕作放棄地が増加している。こうした放棄地にブルーベリーを栽培し、特産物の開発と高原の再生に
取り組んでいるのが、農業生産法人ロイヤルベリーズファーム(栃木県那須塩原市)代表の室井秀貴
さん(62)だ。

室井さんにとって転機となったのは、1998年8月の台風4号による集中豪雨。りんどう湖(那須町)畔に
レストランを経営していたが、建物はもちろん、完成直後のウエディングガーデンも濁流にのみ込まれた。

再建をすっかりあきらめて迎えた翌春、ガーデンを訪れると思いがけない光景を目の当たりにした。
全て流され、荒涼とした地面からブルーベリーの新芽が10本育っていたのだ。室井さんは「まるで神の
啓示のようで、ついえたはずの情熱と夢が再びよみがえってきました」と述懐する。

ブルーベリーは火山灰土壌を好み、那須の風土に適した植物だ。室井さんは大洪水を乗り越えた「奇跡の
ブルーベリー」を株分けして育て、4年後にようやく事業に必要な収穫量を確保。今は耕作放棄地を借り受け、
約8000坪の畑に3500本を植え、ワインをはじめジャム、ゼリー、リキュールなどの関連商品を次々と開発、
販売している。

ブルーベリーは、老化のもととなる活性酸素を除去するアントシアニンが豊富に含まれ、眼精疲労や生活
習慣病の改善にも効果があるといわれる。室井さんは那須信用組合と相談し、クラウドファンディング
「MOTTAINAIもっと」の活用を決意。
「愛する那須の里山を守るための、植樹プロジェクト支援をお願いしたい」と呼びかけている。
問い合わせは同信組地域支援部 0287-36-1230。
【七井辰男】

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◇愛する里山守る 植樹事業支援を

◆特典
支援額1万円で生の大粒ブルーベリー48個化粧箱入りと2017年産ブルーベリー生ヌーボーワイン
(720ミリリットル)1本=イメージ写真。
支援者全員を割引特典等のあるロイヤルベリーズファームの特別会員に。

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