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【毎日新聞掲載記事】プログラミングに熱中 被災地支援、IT教室 宮城の小学生に 伊藤忠テクノソリューションズ

MOTTAINAIキャンペーンに協賛しているIT大手、伊藤忠テクノソリューションズ(略称CTC、東京都
千代田区、菊地哲社長)が東日本大震災の津波被災地・宮城県岩沼市で、小学生にプログラミングの
楽しさを教える「未来実現IT教室」を開いた。2020年からプログラミングが小学校で必修となるのを
見据え、次代を担う人材育成に寄与するのが狙いだ。
【山口昭】

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■写真説明 児童一人一人に目配りしながら授業を進めるCTC社員とCANVASのメンバー=山口昭撮影

同社は東北の復興支援に取り組み、岩沼市の海岸沿いでの植樹活動「復幸支援ツアー」は4年目に入った。
交流が深まる中、15年から岩沼小で始めたのが、この出張教室だ。

今年は市内全4校に対象を拡大。10月28、29の両日、小学4~6年の児童計61人が市総合体育館に集まり、
iPadとプログラミング言語「ピョンキー」を使った、遊べる物語作りに挑んだ。

同社員と、プログラミング教育の普及を進めるNPO法人CANVASのメンバーら8人が指導。
五つのテーブルに1人ずつ付き、つまずいた児童にはマンツーマンで教えた。

「試行錯誤を通じて論理的な思考力、問題解決能力が養われる」と進行役の沖舘宏之さん。
児童は命令文が書かれたブロックを組み合わせてキャラクターを動かすが、物語作りに熱中する
あまり、休憩時間も忘れるほど。主人公の動物が周囲の音に反応して動いたり、背景が変化する
際に画面が暗転したりするなど工夫をこらし、親や先生が思わずうなる作品も。

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■写真説明 野原を散歩していたサルが不思議なドアを開けると、いつの間にか水中に。
背景が変わる瞬間、画面が暗転する工夫を凝らした=CTC提供

先生向けの講習会も開かれ、同社が算数や音楽の授業にプログラミングを導入する際のヒントを説明。
岩沼小でパソコンクラブを指導し、世話役になった土井謙治教諭は「子どもの目線に合わせて教えて
くれるので、児童は気軽に質問できた。先生も授業の参考となったのでは」と話していた。

保護者アンケートでは「2回、3回と続けてほしい」との声が多く寄せられた。

CTC広報部の市川陽子CSR課長は「ITを通しての地域の発展や、省エネで環境への負荷を減らすなど
持続可能な社会作りに貢献する人が育ってくれればうれしい」と期待していた。

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