
キリンビールは4月23日、通販サイト「食べチョク」を運営するビビッドガーデン、食品宅配大手「オイシックス・ラ・大地」と連携し、廃棄される果実を有効活用した商品を通じて食品ロス削減につなげる事業を始めたと発表しました。
キリンビールは2024年5月、色や形などが規格外となって廃棄される果実をチューハイに使って商品化する「氷結mottainaiプロジェクト」を始めました。第1弾として発売された「氷結®mottainai 浜なし」は「おいしさ」と「社会性のあるコンセプト」が若年層の人たちの間でも話題となり、同社が過去3年間で発売した氷結®限定品約20種の中で出荷実績1位となりました。捨てられずに済んだ浜なしは約3万4000個に及びました。売り上げ1本につき1円を生産者に寄付する取り組みなども行い、約600万円を送りました。24年10月発売の第2弾「ぽんかん」も第1弾をしのぐ売れ行きをみせました。


今後は企業横断の事業へと拡大し、「モッタイナイ!を、おいしい!に。プロジェクト」と銘打ち、2社が持つ果実農家との関係を生かして廃棄される果実を見つけ出し、さまざまな商品を開発していくことにしました。
年内には「氷結mottainai」の新商品発売を予定し、27年には年間250㌧分の廃棄削減を実現したい考えです。23日の記者会見でキリンビールの堀口英樹社長は「企業の垣根を越えて廃棄果実の価値を創造することで、食品ロスが発生しない世の中を作っていきたい」と強調しました。
「氷結mottainai」の売り上げの一部はMOTTAINAIキャンペーン事務局を通じて、キャンペーンの提唱者、ワンガリ・マータイさんがケニアで創設した植林活動「グリーンベルト運動」に贈られます。
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