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あなたは知っている? 日常のマナー 訪問編⑤「お茶やお菓子を出されたら」

訪問先でお茶やお菓子を出されたら、遠慮なく残さずいただくのが正解!
冷たいものは冷たいうちに、熱いものは熱いうちに口をつけ、
テーブルや器をなるべく汚さない気配りも大切。
また、訪問時間は1時間、長くても2時間が常識的。
おいとまする時の挨拶はもちろん、訪問後のお礼まできちんと伝えるのが
相手に対する心遣いであり正しいマナー。

マナー1 日本茶の飲み方

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ふたつきの場合、まず左手を茶碗に添え、右手でふたを半分ほど持ち上げて縁に添って回し、
ふたの裏についたしずくを茶碗の中に落としてからふたを裏返し、茶碗の右側に置く。
続いて右手で茶碗を持ち、左手を茶碗の底に添えて飲む。
飲み終わったらふたをかぶせる。

マナー2 コーヒー、紅茶の飲み方

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砂糖を入れる場合、左手をソーサーに添え、
音がならないように静かにスプーンでかき回し、さっと引き上げてしずくを切る。
スプーンは邪魔にならないようにカップの後に置き、ミルクを入れる場合は、
お茶がまだ回っているうちに入れる。
ソーサーはテーブルに置いたまま、右手でカップを持って飲んで。

マナー3 和菓子のいただき方

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お皿を左手で持ち、手前に向かって楊枝で一口大に切り、楊枝にさしていただく。
お煎餅や干菓子のように食べかすがこぼれやすいものは、膝にティッシュやハンカチなどを広げ、
手で一口大に割って食べて。
手や楊枝の汚れは、懐紙があれば懐紙の隅でぬぐってOK。

マナー4 ケーキのいただき方

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まわりのセロファンをフォークで巻き取り、下に敷いてあるアルミホイルの下に入れる。
三角形のケーキの場合は尖った方、丸型は手前から、一口大に切って食べて。
ケーキが倒れそうな場合は、最初から倒して食べてもOK。
食べ終えたらフォークをアルミホイルで包み、お皿に置く。

マナー5 いとまを告げるタイミング

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お茶のおかわりを勧められたときに「そろそろ失礼いたします」と切り出すとスマート。
相手に電話がかかってきたり、会話が途絶えたりしたときでもOK。
引き止められても、社交辞令という場合も多いので、丁重に辞退しよう。

マナー6 お礼の挨拶

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来た時と同様、洋室の場合は椅子の横に立って、和室の場合は座布団の下座側の畳の上に正座し、
「本日はとても楽しい時間をありがとうございました」などと感謝の言葉を述べ、丁寧にお辞儀をする。
なお玄関先では長話はせず、「それでは失礼いたします」などの簡単な挨拶で手短かにお別れして。

マナー7 身支度は玄関の外で

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コートや手袋などは玄関を出てから身につけるのがマナー。
相手から玄関内で着るようすすめられた場合は、
「ありがとうございます。ではお言葉に甘えて」と断ってから着てもOK。
ただし、手袋や帽子などの小物は必ず玄関を出てから身につけよう。

マナー8 訪問後のお礼

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その日のうちに電話でお礼を伝えるのがマナー。
とくに帰路を心配してくれているようであれば、帰宅後すぐに電話をして、
お礼と無事に到着したことを知らせて。
訪問後のお礼は親しい間柄であれば電話で十分だが、
目上の方や改まった用件で訪問した場合は、3日いないにお礼状を出すと◎。

訪問先が目上の方や初対面の方ならなおさら、
また、いくら親しい間柄といえども、訪問する際のマナーを知っておくのは大切なこと。
おいとまする際に「またいらしてくださいね」と言ってもらえるよう、
美しいマナーを身につけて!

*関連読みもの*
・あなたは知っている? 日常のマナー 訪問編①「訪問前&当日の心がまえ」
・あなたは知っている? 日常のマナー 訪問編②「訪問先に到着したら」
・あなたは知っている? 日常のマナー 訪問編③「洋室に通されたら」
・あなたは知っている? 日常のマナー 訪問編④「和室に通されたら」


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