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ホテルの食べ残し「MOTTAINAI」 4カ国語で掲示 新宿ワシントンホテル

食べ残しを減らすため、「MOTTAINAI」のロゴを配した掲示物=東京都新宿区の新宿ワシントンホテルで2023年8月24日

「MOTTAINAI」を合言葉に食品ロスの削減を――。東京都新宿区にある新宿ワシントンホテルとホテルグレイスリー新宿は今夏から、MOTTAINAIキャンペーン事務局と連携し、朝食のビュッフェ会場に「MOTTAINAI」のロゴを配したポスターなどの掲示を始めました。物を無駄にしない「もったいない」の理念を外国人にも伝えて理解を求める試みで、ホテル側も「効果はてきめんで、食べ残しが減りました」と手応えを感じています。

今回の試みはホテル側からの相談がきっかけでした。コロナ禍が一段落して外国人観光客の利用が増える一方、ビュッフェでの食べ残しが増加して困っていました。その対策として、スタッフが「MOTTAINAI」という言葉の活用を発案し、MOTTAINAIキャンペーン事務局に連絡してきたのです。相談した結果、ロゴやイラストに加え「お食事は食べられる分だけお取りください」というメッセージを日英中韓の4カ国語で表記した印刷物を作製し、レストラン入り口や取り皿置き場のほか、卓上の紙ナプキン入れにも掲示することにしました。

新宿ワシントンホテルの手島優希さん(26)は「皆さん掲示物をよく読んでくれて、食べ残しは半分くらいになった感じです」と話し、宿泊客のカナダ人大学生、エマ・リーさんは「MOTTAINAIはとてもいい言葉。気に入りました」と感想を聞かせてくれました。
両ホテルはこの試みに併せ、宿泊代の一部をグリーンベルト運動に寄付できる宿泊プランの販売も始めました。

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