クローズアップ

ずっとずっと大切にするための、木製品のお手入れ。

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過去2回、日本の林業の現状木材の活用に関してオークヴィレッジの片岡淳さんにお話をお聞きしました。
3回目となる最終回の今回は、実用編。木製の家具や漆塗りの食器のお手入れについて教えてもらいます。


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基本は乾拭きでOK。
かんなをかければ新品に生まれ変わる。


「木製家具、無垢材の製品は一生もの。購入後100年は使えますよ」と片岡さんは言います。

普段のお手入れは基本的に乾拭きで。もしも汚れてしまったときは、固く絞ったタオルで拭き上げます。
オイル仕上げの家具でしたら、傷や汚れが目立ってきたら、たまに目の細かい紙やすりを全体に軽くかけて、
オイルなどを塗り込むなどご自身でのメンテナンスも良いかと思います。

無垢材の家具は、表面をかんなで削るとまた新品のような質感を取り戻すことができます。何十年と使って
からでも、家具店にメンテナンスをお願いすれば、再度きれいな状態を蘇らせることもできるのです。

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毎日使う食器も、大切にすれば10年以上。


木製の食器で、漆塗りの製品はお持ちでしょうか。汁椀などをお持ちの方は多いかもしれませんね。片岡さん
曰く、漆塗りの製品も10年以上は使えるものなんだそうです。漆塗りの食器はおもったよりも丈夫で、熱々の
汁物をいれるのはもちろんOK。ただし、食洗機と電子レンジだけはNGだと覚えておきましょう。使用後は
柔らかい綿布を使って水洗いすることをおすすめします。クレンザー、たわし、硬いスポンジなどは表面を
傷つけます。水洗い後は乾いた綿布で早めに水気を拭きとってください。

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漆が剥げてしまうと、そこから木に水が染み込み、劣化の原因となります。もし剥がれたら修理にだして
漆を塗り直してもらうこともできます。漆の塗り直しは難しいため、必ず購入したメーカー、販売店に
相談してください。

大きな無垢材の家具なら100年以上。小さくて毎日使うような漆器でも10年以上(塗り直せば何年でも)。
木製の製品はいちど買うと、手入れすれば長く使うことができます。その分愛着の持てるものになるし、
ものを長く愛することこそ、結局は自然のことを想うMOTTAINAIの活動とつながっているのです。

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*関連読みもの*
「日本は資源のない国」は本当?豊かな資源の可能性と林業の現状。
次世代の自然を守るのは木を伐り、活用しきる取り組み。



*今回の記事に関係するMOTTAINAIグッズ*


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