クローズアップ

家庭で出来る食品ロスへの対策って?

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「食品ロス」という言葉を、聞いたことはありますか?
食品ロスとは、本来ならまだ食べられるはずのものが無駄にされ、廃棄されることを指します。
賞味期限切れや食べ残し、調理時に出た食材の皮など・・・適切な処理をすればまだ食べられるものを、
無駄にしていることがその原因となっています。
この「食品ロス」は今、深刻な社会問題となっていますが、これは生産業や加工業、外食産業に限った
話ではありません。
実は食品ロスの半分は、家庭から出ているのです!


■家庭で起こっている「食品ロス」とは?


「家庭で、食品ロス?」と、驚かれる方も多いのではないでしょうか。
私たちは日ごろ、毎日の食事のために食料品を購入しますが、時折「あ、これまだあったのに」と、
同じものを購入してしまったり、うっかりしているうちに賞味期限が切れて処分してしまうことがありますよね。
賞味期限内であっても、見た目で傷んでいるような気がした場合は、廃棄してしまうこともあると思います。
これらの積み重ねで、家庭から出ている食品廃棄は全体の約半分を占めているというのですから、
驚いてしまいますね。


■一人当たりお茶碗一杯分のごはんが捨てられている

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世界食料デー月間ホームページより

農林水産省及び環境省の平成26年度推計によると、日々捨てられている食品を日本国民の人口で割って
みると、一日当たりお茶碗一杯分にもなるそうです。
世界中には食料が不足して食べることが出来ず、飢えに苦しむ人々もいるというのに、これはちょっと驚いて
しまう数字です。
お茶碗一杯分の食事があれば、救われる命がたくさんあるということを、私たちは忘れないようにしたいものです。


■個人レベルで食品ロス対策を


家庭での食品ロス対策は、「そんな基本的なこと!」と思うようなことが大事かもしれません。
まずは、冷蔵庫の中身をきちんとチェックして、不足分を考えてから買い物に出かけるようにしてみましょう。
これを心掛けるだけで、家庭内食品ロスの削減につながっていきます。

そして同じ商品が複数ある場合には、古いものをきちんと使い終えてから、新しいものを開封するようにしましょう。
また、セールなどでたくさん購入したお肉や野菜がある時は、早めに冷凍するなど工夫をして、きちんと全部食べる
ようにしましょう。
冷凍する時に、簡単に下処理をしておくと、料理をする時にも便利で時短にもつながります。

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お野菜を切るときに皮を厚く剥きすぎたり「少し変色しているから」とまだ食べられるお肉を捨ててしまったり、
傷んでいる部分を大きくくりぬいたりしていませんか?
調理時に食べ物を大切に扱うことを意識すれば、食品ロスを防ぐことが出来そうですね。


■食品ロス対策は節約にもなります


「食品ロス対策を、家庭単位で行う」と考えると、難しく感じてしまうかもしれません。
でも「購入した食品はきちんと食べきるようにしよう」という意識を持つと、食品ロスを防ぐ上に節約につながり、
お財布にも嬉しいという効果が。モチベーションも一気に上がりますね。

食べ物を大切にすることが節約にもつながり、子どもたちが「食べ物は大切にしよう」
「もったいないことはしないようにしよう」と考えられるようになったとしたら――
食品ロスへの対策は、いいことずくめと言えるのではないでしょうか。

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